ようこそ 江戸鍼灸史料館へ
~江戸から今へ日本の叡知~
江戸鍼灸史料館は、おひさま鍼灸院所蔵(過去に所蔵していたものも)の鍼灸や漢方、東洋医学関連の史料(江戸時代を中心に他の時代の物も)を公開したHP上の史料館です。街の博物館に出掛けたつもりでのんびりご覧になって下さい。
史料や説明書きものんびり追加していく予定です。
のんびりお付き合い下さい…。
こちらは表紙ページにも掲載した尾台榕堂の書です。
巻物(巻子)形式の「天真流鍼術秘傳書」
「灸法口訣指南」
「杉山流 針医之法」
「初学針術」
夫レ当流之鍼術者ハ九鍼第七毫鍼之術也… と始まるが流名の記載は無い。
「鍼秘方」
「灸針穴所口傳」
書名記載なし
腹診図(腹部の経穴)
「鍼灸施毒手鑑」
「鍼灸略記」
一枚物で経穴と主治が書かれている。残念ながら前後が散逸している。
十四経発揮経絡兪穴骨度之図 仰人之図
十四経発揮経絡兪穴骨度之図 側人之図
「無分流蘊奥巻」
巻物(巻子)形式ですが印刷です。
年代記載ありませんが、明治後期~昭和初期位の物でしょうか。
内容は、流儀の刺鍼・理化應用無通直鍼術・急性鎮痛文咒門・死相の區別・病人の萬死の相識別する法・不問診察法・太極論に曰・妙術 となっています。
系譜は御園無分~御園意斉~澤庵禅師~釋定禅師~寺田妙志尼~吹原潔庵開祖~吹原造益(二代)~吹原宗益(三代)~義盛園
有名な澤庵禅師(沢庵和尚)は鍼灸について書き遺されている物もあり、無分流とも関係があったようです。吹原開祖とありますが流名は無分流のままですね。