芭蕉とお灸

松尾芭蕉の「奥の細道」冒頭に「…股引の破れをつづり、笠の緒付けかえて、三里に灸するより、松島の月まづ心にかかりて…」とあります。

芭蕉も旅に備えて足三里のツボにお灸をしていたのですね。

足三里のツボは膝の外側、指を横にして4本分下にあります。胃に関連するツボ(陽明胃経)です。胃痛や足の疲れをはじめ、気血を補い、身体の抵抗力を高める効果があります。養生、長寿、若返りに大切なツボです。